生産性向上塾

2021年04月

2021.04.26

4M

機械加工による生産の4要素と呼ばれています。



以下の4つが揃っていないと、良い品質のものを計画通りつくれない。

Man・・・・・・人、訓練された人
Machine・・工具、機械、設備、広義では環境
Material・・素材、材料
Method・・ 図面、作業方法、品質基準(限度見本)

ここまでが、基本中のキ。
いわゆる高度成長期の「大量生産」「作れば売れる時代」に作られたものです。

改めて、確認です。

Man・・・・・・・訓練された人、役割分担として、相応しい人
Machine・・・その加工に最適な設備か 全体のバランスも
Material・・・目的・用途を考え、選択された素材か
Method・・・・標準化できる(されている)か

一方、 最近は、多品種少量生産がモノづくりでは当たり前になりつつある。
品質を確保しつつも機械の稼働率の下げ幅を最小限にするために、
下記の2Mを加えて、6Mが定着しつつある。

Measurement・・・検査・測定
Management・・・・マネジメント

皆さんの会社は?

2021.04.19

なぜなぜ分析

起きた事象に対して、「何故」と追及し、「真の原因」を明かにする方法。
(トヨタ自動車では、「何故5回」という言葉があり、繰り返し問う)
目的は、真の原因(真因)を追求することのみならず、「再発しない仕組み」を考え、実施することにあります。

もう、お分かりかと思います。
「なぜ」を5回繰り返しなさい、ということではなく、真の原因を追究する手段を言っています。

分かり易く伝えるために用いられた「例え」で、 目的は真の原因を探って再発防止(是正処置)することです。
この考え方は、モノづくり以外の場所でも注目されています。

特に仕事の進め方を見直す際に 「その仕事は何のため」 を問うことです。
とかく言われた通りの「やり方(手段)」に終始して、 本来この仕事の 「あり方(目的)」を忘れがちになっているときです。

「今やっている仕事は何のため」を掘り下げてみてください。
視点は「お客様にとって」です。

お客様にとって、「ムダ」であれば、ECRSの順で。

2021.04.12

品質基準

ここでは、仕事の「流れ」の中で、どのように「品質を作り込むか」の観点でお伝えします。



「良品は工程内で作り込め」

モノづくりで大切なQDC。これは、Q>D>Cと、不等号を用いてこのように表され、
Q(品質)が、何より優先されることを意味します。

お客様納期(D)を急ぐことで、Qを蔑にし、大変な事態を巻き起こした現場を数多く、見てきました。

であるが故に、どの工程でも「品質を作り込み」、後工程に「不良品を送らない」仕組みを設ける必要があります。
どの会社もその役割を果たしているのがいわゆる「チェックリスト」になろうかと思います。

そして、大詰めが「最終検査(当社では、社内立会=設計検証)」。
ここでは、「守るべき品質要件を満たしているか」のみならず、「お客様基準=お客様仕様に応えているか」を、
品質保証の責任者が中立的な立場(社内のどの部門にも組しない)で判断すべきです。

「品質の決定権はお客様」になりつつある現状。
最低限の法的レベル=品質基準では、お客様満足を得ることが出来ません。
お客様仕様に基づいた「品質基準」を工程内にどれだけ作り込めるかが、会社の姿勢としても問われているようになってきました。

皆さんの会社の「チェックリスト」の見直しは、どのようにされていますか?
最低1回/年の見直しを。

2021.04.05

特別採用

製品品質に影響を与えないことを前提に、部品等の軽微な不良程度であれば、
特別に使用を許可(出荷の了解)して、応急的な対応をとること。

例えば、本来であれば
工程内不良が是正されていないことがわかっていても、出荷される製品自体に影響を与えるものではない
判断される場合に出荷を許可するケースが該当します。

許可できるのは、品質管理責任者限定です。
品質保証の方のみならず、ISO取得企業として、「常識用語」です。

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