生産性向上塾
2021.02.08
5S(整理と整頓の違い)
日本語で、整理・整頓の違いを一言で言うなら
整理・・・捨てる
整頓・・・探さない
と、なろうかと。
もう少し、詳しく言うと、
【整理】要るものと、要らないものに分け、要らないものを捨てる
だから、大切なこと・・・まず、全部出すことです
【整頓】すぐ使える状態を保つ
なんてややこしく書かれているものもありますが、簡単に言えば「きれいに並べる」です。
つまり、見れば判る「3定(サンテイ)」が基本です。
定位・・・決められた位置に
定品・・・決められた品物を
定量・・・決められた量が
おかれていることです。
5Sには、必ず順番があります。
- 整理
- 整頓
- 清掃
- 清潔
- 躾
の順です。
決して、整頓・整理・・・ではありません。それぞれの意味は?
ちなみに5Sは英語では、このように訳されています
- 整理(Sorting:分ける)
- 整頓(Setting in Order:順に並べる)
- 清掃(Shining:磨く)
- 清潔(Standardizing:標準化)
- 躾 (Sustaining the Discipline:規律の維持)
作業者にとって、「働きやすい環境」であることは、とても大切なことです。
「きれいな職場」は、働く皆さんが「きれいな職場」で、あり続けようとします。
そのために、「必要なもの」「要らないもの」が明確になり、それぞれの置き場もはっきりしています。
最近、掃除という言葉を「環境整備」に置き換えられています。
これは、仕事をするための環境を整えるという意味です。
そのために必要なこと、それが「整理」そして「整頓」です。