生産性向上塾
2021.01.21
次工程はお客様
後工程はお客様
とも言われていますが、
「自分の仕事に責任を持つ」という意味で、常に自分の後工程は「仕事の代金を支払って頂くお客様」と考えれば、
品質の悪いものを次(後)工程に渡さないのは当然のことです。
というところからきている言葉です。
自分の社内部署の仕事と後工程について、考えましょう。
一般的にメーカーでは、営業の後工程は「技術(設計)」になります。
設計者にとっての「理想」は、営業がお客様から頂いた「仕様が明確」。
設計の後工程は「製造(購買・加工・組立)」になります。
製造にとっての「理想」は、設計変更なし。
製造の後工程は文字通り「お客様」。
お客様にとっての「理想」は、無事に即生産そして、代金の支払い。
総務部門の後工程は「全社従業員」になります
全従業員にとっての理想は、整備された環境下での業務。
と、各部門にとっての「理想」は、遅滞することなく業務が進むことです。
つまり、会社に必要なのは「流れ」です。
「仕様の曖昧さ」「設計変更」「生産不能」は、いずれも、「流れ」を止めてしまいます。
先日の社外勉強会では、貴方の仕事は「後工程の人にとって、やり易い渡し方ですか」
そのために、貴方は「後工程の仕事を理解していますか」これを
後工程は、お客様と言います。
と、説明されていました。
相手がして欲しいことを(考えて)、してあげることでコミュニケーションロスが少なくなる効果もあるようです。