生産性向上塾
2021.03.05
作業改善の原則:ECRS(イクルスの法則)
カイゼンの考え方の順番(➀E→➁C→➂R→➃S)を言います。
カイゼンと言うと、「簡素化」を思い浮かべやすいですが、
まずは、大上段に構えて、E(無くす)から発想してみることです。 具体的には下記の通り。
①E(排除) Eliminate |
無くせないか、辞め(止め)られないか、従来の延長線上で、考えない 例:洗い物を無くした食事・・・カップ麺 レジ担当を無くす・・・食券自販機 |
---|---|
②C(結合) Combine |
Eが無理(無くせないなら)なら、一緒(組合せ)でやれないか、または工程を減らせないか 例:客室乗務員が機内清掃も兼ねることで 航空代金が安くなる(格安航空会社) |
③R(交換) |
C(結合)が無理なら、代替や順序変え(入れ替え) 物の代替・人の交代/代替・工程の入れ替え可能か 例:緩衝材を全て段ボール製にし、分別不要 加工しながらバリトリ |
④S(簡素化) Simplify |
R(交換)も無理なら、最後は、より簡単にできるか 作業のシンプル化 例:CVS各社の飲料棚に傾斜を付けることで、自然に前詰めされる |
さて、
貴方の職場で自分の仕事又は周囲に「E無くせる」ものはありませんか。
また、
「E」できないけど、 「C結合する」ものは如何でしょう。
そして、
「E無くすこと」も「C結合すること」もできないけど、「R置き換え」できるものは如何でしょうか。
更には
「E」「C」「R」もできないけど「S簡素化」できるものは?
カイゼンのスタートは、無くす・辞める・排除するです。決して、「簡素化」ではありません。